2014/10/15 農家直伝、高校生がみそ造り体験…山口

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宇部西高校で、「みそ造り体験」の授業

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農家直伝、高校生がみそ造り体験…山口
(YOMIURI ONLINE)
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今月15日、山口県宇部市の宇部西高校で、農家の女性から「みそ造り」を教わる授業が行われ、同校の、農業や農村などについて学ぶ科目
「グリーンライフ」を選択した3年生9人が挑戦しました。
 
この取り組みは、農家の女性らでつくる宇部市生活改善実行グループ連絡協議会が、農村の知恵や技などを生徒たちに伝える出前講座の一環で、みそ造りに詳しい飯田孝子さん(79)ら3人が講師を務めました。
 
3年生9人は3班に分かれ、煮た大豆をすりつぶし、適量の合わせこうじや塩と混ぜ合わせる作業などを行いました。団子状にし、カビが生えないよう慎重に空気を抜いて袋に詰めて、約半年寝かせば、風味良いみそが出来上がるそうです。
 
みそ造りに挑戦した生徒は、初めてのみそ造り体験で「楽しかった」と満足そうな様子だったようです。
 
今回講師を務めた飯田さんは「みそ造りを日々実践するのは難しいが、今回の体験を通じ、和食の良さを見直してくれたら」と期待していたようです。
 
 
山口県立宇部西高校は、1919年創立の歴史ある高校で、山口県内で最初に「総合学科」を取り入れました。
 
総合学科は、多様化している生徒一人ひとりの豊かな個性に適切に対応するため、もともとあった普通科と専門学科に加えて、普通科目と専門科目を総合的に学べる学科として、1994年に認可され、1998年に設立されました。
 
宇部西高校の総合学科は、将来の職業選択を視野に入れた進路への自覚を深めさせる学習や、学ぶことの楽しさや達成感を味わうことができる学習など、生徒の主体性を尊重するとともに、人間としてのあり方、生き方の指導を重視した新しいタイプの第3の学科です。
 
総合学科では、幅広く開設された多様な普通科目および専門科目の中から、自己の興味・関心に基づき、学習する科目を主体的に選択でき、
個性を伸ばすだけでなく、人間としていかに生きるかを考えたり、自分で学びたい科目を選択して学習したりすることにより、生涯にわたって自ら進んで学ぶ習慣を身につけることができます。
 
 
また、宇部西高校は、弓道部が中国大会の常連であり、2011年には、女子団体で優勝し、翌年に行われた全国大会にも出場しました。
 
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